映画撮影地にたどりつけるのか？☆Keiko Arigatoのハリウッド珍道中☆９９０満点講師ウィットロック慶子のＰＴＬ英会話＆ＴＯＥＩＣ三鷹

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さて、まずは朝早く起き、ありえないほど早めにホテルを出る・・

メトロ地図によると、そのロケ地に一番近い駅まで行く。

これだけで１時間半くらいかかった・・

さあ、問題はこれから・・

この先が全然わかんない・・

で、駅を降りる・・

駅といっても、なんかすごくしょぼい駅で・・

地図とか路線図とか、なんか何もない・・

もう、完全にお手上げだ！！

ぱっと見たかんじ、

他の駅もバス亭もなにもない！！

ああああ・・

とにかく道行く人に聞いてみる

「この辺には、路線図とか地図はないのかしら・・

とにかくもう、私は完全にお手上げ状態なのよ！！」

「どこに行くの？」

持っている地図を見せる

「ああ。。ここは遠すぎてわからない」

はあ？？

「そうだな。あそこに案内所があるから、そこで聞くといいよ」

「ありがとう！！」

案内所があるんだ！！

案内所に行く・・

ああ、なんかすごくちゃんとしてる！

これはあてになりそうだ！

「私はここに行きたいの・・

でも、もうまったくお手上げ状態なのよ！」

「了解。あなたは最寄の駅またはバス亭から歩くのね。

じゃあ、なるべく歩く距離の短い方法を編み出すわね。

ここはとっても遠いから、色々な行き方が考えられるの。」

パソコンをかなり駆使してついにプリントアウトして、

ものすごく分かりやすく印をつけたりして説明してくれた。

おまけに、最後のバス亭から歩くための地図までくれた！

「ありがとう！！

恩にきるわ！

あなたは私の命の恩人よ！」

いや、おおげさじゃないさ。

本当に命の恩人だと思った！！

しかしそれでも、まだよくわからん・・

言われたとおりにバス亭に行くと丁度バスが来た・・

「すいません。このバスはこれかしら？」

地図を見せる。

「ああそうだよ」

「ああ、よかった★

ところで、バス代はいくら？今払えばいいのかしら？」

「そうだよ」

さて、席に座るも、どこで降りたらいいのかなあ・・

すると、

日本人らしき男性が乗車・・

「ありがとう」と日本語を発射！

おおお！！日本人だ！こりゃ助けてもらわにゃ！

「日本人ですね！」

すごい勢いでいきなり隣に座る（笑）

「そうだよ」

「私ね、ここに行きたいの。

でもね、全然わかんないの。

だってそう思わない？

これ、どういうことなのかな」

「ああ、このキミがまず最初に降りるところは、丁度ボクが降りるところだから、一緒に降りればいい。でもその後は１人だよ」

「あ～よかった」

なんてことだ・・

もうなきそうで帰りたかったけど、

ここでこの撮影をあきらめるわけにはいかない・・

絶対撮影に参加してやるんだ！！

でも、本当にわかんないんだよ～

「ほら、あのサインのところに、次のバス亭の名前がでる。

それで、アナウンスもするから。」

「それで、降りたいときには・・

あ、このロープを引っ張るのね」

「そう」

ひととおりバスのしくみを教えてもらった・・

感謝だなぁ～

私はこの地に来て、

神の使命をまっとうすることが目的だ・・

だから、なにがなんでもロケ地に行くんだ・・

神は絶対私を助けてくれるはずだ。

「きみは英語が上手だね」

「ありがとう」

「なに、英検とか持ってるの？」

「うん。一級」

「凄いな！」

「え？だって私ＴＯＥＩＣの先生なんだ」

「え？じゃあＴＯＥＩＣは何点くらいなの？」

「いちおう満点だよ」

「え？凄いね」

「一応雑誌とかにも載ってるんだよ」

「え？じゃあなぜここで女優活動なんかしてるわけ？」

「それが色々あって・・」

話題は尽きない・・

彼もこの地で学校に通って、

色々な悩みがあるようで・・

そんなこんなでバス亭につく・・

「さあ、ボクはあっちのバス亭に乗り換える。

キミの載るバス亭まで送っていってあげるよ。」

ああ、。本当にありがたい・・

だってバス亭もなんかバス亭なのかなんなのかわかんないかんじで・・

「はい。きみのバス亭はここ。

待ってればそのうちくるから」

「あ、ちなみに時刻表とかないの。ここは。

だからいつくるかわかんないけどね」

あああああ・・

「ありがとう。本当に助かったわ。

あなたのおかげよ。」

バスが来る。

さっそく乗り込む。

運転手は中国系アメリカ人みたい。

「だめ」

手で拒否される。

「え？」

「これから昼休み。

あと３０分後に出発」

ばちゃんとドアをしめられる・・

あと３０分？

はあ・・

間に合うかなあ・・

３０分たってドアが開く。

みんな乗り込む。

「いくらでしたっけ？」

「○○ドルだよ。」

札で払おうとする・・

「クオーター（２５セント硬貨）だけだよ」

「え？持ってない」

「あっちに店があるから、そこで両替してきて」

「あっちってどこ？」

「あっちだよ」

あっちってぱっと見た感じ見えないよ・・

そんな遠くまで行かなきゃいけないの？

その間、私のこと待っててくれるのかな？？

「どのくらい時間かかるの？」

「けっこう遠いけど、そんなに遠くはない」

わけわかんない・・

「え・・・」

すると、前の席に座っていたおじさんが

「ボクがクオーターを持ってるから使いな」

「え？ありがとうございます！」

「お札で返します」

「いいよいいよ。このお金はあげる」

「え？」

なんて親切な人なんだろう・・

とっても感動したので、

その人の隣に座る・・

「実は私はここに行きたくて・・

それでＬＡＸの近くからここまで電車とバスを乗り継いできたの。

とっても大変だったの。

でも肝心なのはこれからよ。

目的地に絶対着かなくっちゃ！！」

「ああ、このバス亭の手前でぼくは降りるけど、

まあ、サインに気をつけてれば大丈夫さ」

「本当にありがとう。

実はね、本当に私は泣きそうなくらい不安で。

でもね、聖書の言葉を心で何度も繰り返してたの。

神は絶対私を守ってくれるってずっと信じながら・・

そしたらね、前のバスでも助けてくれる人に出会ったし、

なななんと、このバスでもあなたに出会えたの。

本当に神様は私を見守って助けてくれるのね。

私はなにがあっても恐れないわ！」

「そうだね。ボクもクリスチャンだ。

・・・・・・・って聖書の言葉があるだろ？えっとどこだっけ・・」

するとなななんと私達のうしろに席にすわっていたメキシカンな若者が

「聖書ならありますよ」

と後ろから聖書を差し出す・・

なんか、バスの中全体がすごくいい空気になってる！！

確かにあのバスの中には天使がいっぱいいた！！

すると雨が降り出す・・

「珍しいな、ＬＡで雨が降るなんて・・」

「どうりで今日はなんか寒いと思ったわ。

私のいたＬＡＸの近くはもう毎日お天気で夏みたいだったけど、

この辺は少し寒いのかしら」

「いやあ、ここだって、ずっと夏みたいに暖かかったよ。

今日は何かおかしいな。」

雨がだんだんひどくなる。

てか、台風レベルの嵐だこりゃ・・

「きっとすぐやむわね。

私達がバスにいる間だけ雨が降って、降りるころにはやんでるはずよ★

神様っていつもそうやって助けてくれるもん（笑）」

彼の降りるバス亭についた。

「ボクはここで降りるよ。

キミがちゃんと目的地につけるように。

ＧＯＤ　ＢＬＥＳＳ　ＹＯＵ］

彼は足が不自由なようで、つえをついている・・

なのに傘を持ってない・・

しかし、凄いな・・

彼が降りるころに、小ぶりになったよ・・

「本当にありがとう。

ＧＯＤ　ＢＬＥＳＳ　ＹＯＵ｝

神は必ず私を助けてくれる。

だから恐れない。

どんな冒険になろうとも、

恐れてあきらめることはしない・・

神を信じて飛び込むんだ・・

今日だって必ずロケ地に到着するし、

明日だって、ニューヨークでどうにかなる・・

実は物凄く不安で怖い・・

でも私はあきらめない！

神が必ず助けてくれるって信じてるから！

「神ともにいまして、行く道を守り・・」http://www.woopie.jp/video/watch/0bdc592d093c560e